職人ってすごい。

そろそろいい季節かな、と思ってお気に入りの乗馬風ブーツを出したのだが。
かかとのゴムが磨り減って、ヒールの木の部分まで削れててびっくり。
こりゃ、元通りにならないかも、と半泣きになりつつ、あわてて近所の修理屋さんへ持っていった。


そこのおやじさん(俳優の天野英世さん似)はアバウトな方で、
「夕方までにはできるから取りにいらっしゃい」という。
え?名前とか書かなくていいんですか?
「ああ、夕方来るでしょ?顔、覚えたからダイジョブ!」
うそ〜ん。だ、だいじょうぶかな〜(汗)
やっぱりミスターミニットとかに持っていった方が・・・


な〜んて思ったけど、無問題。
レッズ戦の中継観終えてから、受け取りにいったら、その出来にびっくり。
新品同様に修理されてたです。


「おねえさん、このブーツ、日本で買ったの?」
???いえ、浦和の伊勢丹ですけど。あ、でも、イタリアの輸入ものです!
「でしょう!長年この仕事してるけど、こんないい革久しぶりに見たよ!
 やわらかくて、なかなかないよ、こんな革使ったブーツは」
へぇ〜、そうなんですか。ワタシ、デザインが気に入って買ったんですよ。知らなかったな〜
「高かったでしょう?こういう(ジョッキー風の)ブーツにお金かけるなんて
おねえさんもいいセンスしてるよ」
えへ。えへへへへへ。
「本当にいい靴だ。手入れすれば一生ものだからね。宝だよ、宝」
ほーい。大事に使いまーす!


宝だって!
確かに、このブーツ、伊勢丹のバイヤーさんが盛んに勧めてきて
ワタシも一目惚れでポンっと買っちゃったんだけど
履き心地がよくて、履きすぎてソールがぼろぼろになったんだった。
大事にします。おやじさん、きれいにしてくれてありがとう!
それにしても、職人ってすごいな〜。